家賃があげられないと嘆いているオーナーさんをよく見ます。私はあまりそういった問題はありません。それは物件がアメリカにあるから?それとも私の交渉が上手いから? 全くそんなことありません。ちょっとした工夫があるかないか。
今日はどうしたら家賃を上げることができるのか、私のやり方を皆さんとシェアしたいと思います。これは物件がアメリカにあろうと日本にあろうと方法は同じ。
家賃を上げるタイミングで一番やりやすいのは下記の2つ。
1.テナントの入れ替わり時
古いテナントが出てその後に新しいテナントが引っ越してくる場合、その時の相場をみて家賃を高く設定しテナント募集をかける
2.契約書更新時
1年リースが終わり2年目に入る時、テナントは家賃が上がるんじゃないかと実は思っています。なのでこのタイミングで少し上げてもテナントは『やっぱり』と思うけどステイする。いわば値上げしなかった方が『ラッキー』と思われる。アメリカのテナントは値上げされるのが当たり前と思っているのでオーナーとしては値上げしやすいです。
テナントの入れ替わり時では$25-$50(エリアにもよる)の値上げをしますがもっと値上げをしたい場合、どうすればいいか?
$100とか一気に上げたい場合はDIY程度でできるコスメティックリメイクをします。例えばキッチン。。。
バックスプラッシュと言われるキッチンカウンターとキッチンキャビネットの間の壁。ここに何もないとなんとも無機質な感じ。
近所のハードウェアストアで買ってきたタイルシートを買ってきてペタペタと張り付けるだけで見た目にこんなに違いが。
あとはキッチンフォーセット(キッチンの蛇口部分)も新しいデザインのものに変えました。
更に壁をアクセントウォールとしてブルーにペイント。無機質だったキッチンがおしゃれな感じになり、テナントにも『かわいい!』という印象を与えます。
あとはキッチンのキャビネットのノブを変える。これだけで雰囲気が全然変わります。私がハワイのバケーションレンタルをリモデルしたときにもやりました。これはキッチンキャビネットではありませんがダサいドレッサー。ブルーをメインにリモデルしたので取っ手にカラーを投入しただけでかわいい感じになりました。
キッチンでも紹介したアクセントウォール。これは面積の小さいバスルームの雰囲気を変えることもできます。
こんなのっぺりした空間も、、、、
このように何も業者を雇ったり、高額なリモデルをしなくてもその物件の印象を変えることは簡単にできて、これだけで家賃を100ドルあげることだって可能です。ペンキとタイルと取っ手で使った経費は$200くらい。(蛇口がこのうち半分くらいを占めてます)これで年間$1200も収入を上げられるのであればやらないほうが勿体ない。
なかなか家賃があげられないと嘆いている大家さん、ちょっとした努力とアイデアで収入を簡単に増やすことができます。
By the way, ちょこちょこと行うリメイクは後々物件価格の上昇にも影響を及ぼします。常にトレンドを追いかけていると転売するときに一気に大金をかける必要もなく売れる。お金を無駄にしているのとは違います。更に経費として落とせて一石二鳥。
是非挑戦してみてね。