アメリカでは平均7年に一度の割合で家を買い換えるという数字がでています。
日本のように家は一生の買い物ではないアメリカではライフサイクルの節目で家を買い換えることが普通。
ライフサイクルとはどういうことかというと、、、
結婚した時は小さなコンドを買い生活をスタート。やがて子供ができて小学校に上がる頃に学校区の良いエリアを探し引っ越し。そのあと子供が増えて手狭になり大きい家に買い替え、子供が成長し巣立って行ったあとにダウンサイズするという感じでその生活のライフステージにより家を買い換えるわけ。
だから新婚当時に買った家に歳をとるまで住み続けるということはとてもまれ。まー考えてみればコンセプトは理解できますよね。家はある種消耗品なわけです。
だから物件の売買に対してアメリカ国民はある程度”慣れ”があります。
通常は今の自宅を売ったお金を次の家の頭金にするというパターンが多いので自宅は高く売るに越したことはないわけです。もちろんマーケット価格より高い金額で売ろうとしても売れませんがその物件の持つポテンシャルの中で最大の利益を生める方法を探します。なるべく高く売るにはどうしたら良いか?
1)複数オファーをもらう
自宅を売ると決めた場合、まず考えなくてはならないのはそのままの状態で売るかある程度手を加えて売るか。
そのままの状態で売るのであれば近隣の比較物件で最近売れたもののコンディションと自宅のコンディションを比較して比較物件より少し低めの金額で売りに出すと複数オファーを受け取れる可能性がでてきます。
複数オファーがきたらそれぞれに価格競争させ金額をあげることができます。私もこの手段はよく使いますが80%の確率で思ったより高い値段で転売することができます。不動産エージェントの腕にもよるのでエージェント選びは真剣に。
2)壊れているものはなおす
例えばコンセントが一つ使えないものが家にあるとしますがあまり不便ではないので結局なおさなかった、なんていうものが大抵どの家庭にもあるはずです。でも売却をする前にはこういった壊れているもの、安全性を問われるもの、雨漏りなどはなるべくなおすことでディスカウントの交渉を買い手から受け取ることを省くことができます。
3)整理整頓
特にオープンハウスの時は物件を最大のポテンシャルがでるようにアピールすることが必要となるので生活感漂う書類の山や玄関先に並んでいる靴なんかは絶対片付けること。キッチンカウンターの上には何も置かずデコレーションものだけにしましょう。スペースを大きく見せることで買い手に自分が住んでいるところを想像させることができますが家中ごちゃごちゃしてたらみる気がなくなりオファーもいれてくれないか、低いオファーがはいってきてしまうこともあります。
他にも色々な手段がありますがこの3つはマスト。住みながら毎年メンテナンスを欠かさずにしていると売却直前に慌てることを避けることができますので日頃から色々な点をきにかかえていると売却時楽になります。
自宅がどんな状況であれその家の持つポテンシャルを最大にアピールできれば物件は良い値段で売れていきますよ。