私も不動産エージェントですがこのエージェントという仕事はかなり酷な仕事です。苦笑
ブローカーに所属はしていますが給料制ではなく100％コミッション制。契約をとってナンボの話なので収入は固定されておらず食うか食われるかの戦いを毎日している戦士です。笑
いわゆるフリーランスとか個人起業家と全く同じで福利厚生もなければ有給休暇もありません。毎日不動産を売りたい人か買いたい人を探しそのお世話をさせていただくというこの不動産エージェントはあの手この手でお客様を見つけるわけで、今日はそんな不動産業界で毎日葛藤しているアメリカの不動産エージェントの皆さんとマーケティング方法をシェアしたいと思います。
まずはみんなにあなたが不動産エージェントである、ということをお知らせする必要がありますが会話ごとに「私はエージェントです、不動産売買の際にはご連絡ください」、などと言っていては人は離れていくだけ。エージェントも売らずに売るというテクニックを学ぶべきです。
またエージェントは自分のエリアに精通であることはマスト。これだけオンラインでのビジネス展開が盛んになっている時代でも商品となる不動産は１クライアントにひとつだけ。Mass販売はできないものがプロダクトなので１つ１つこなして次から次へと別のクライアントを探さなければならないという正直いって一生エンドレスに仕事を取ってこなければならないのです。
もちろん私だって日々勉強中で偉そうに先生するつもりは全くありませんが私の体験が役にたてばいいなーと思って今の時代を生き残るのに不動産エージェントがしなければいけないことをまとめてみました。
1.ソーシャルメディアの投稿内容の見直し
インスタグラム、IGTV, facebook, youtubeはマスト。MUSTですよ。しかもかなりの頻度での投稿が必要です。不動産エージェントのインスタ投稿ってJust Sold!とかOpen Houseとかインテリアの写真ばっかりですよね？正直いってつまらないと思いませんか？(私はもう飽き飽き）
Just Soldっていうのは”仕事してまっせ〜”というお知らせであって、見てる人に何の情報も与えませんよね？それを載せるのであればその物件を売るまでのあなたの苦労や工夫した点をシェアしてみてください。それを見たクライアント候補は”このエージェントってここまでやってくれるんだ”という印象を得ます。
要はあなたという人を知ってもらう、信頼してもらうということがこのソーシャルメディアではできてしまうのでこれを上手く利用すべきです。
とはいってももちろん私もJust Soldとか投稿しています。でもそれ以外の情報も投稿してるし、自分をなるべく出すように心がけています。インテリアの写真って素敵だけど見すぎるとただの通過地点になってしまっていいねはするけど内容読んでない、みたいな。笑
フォロワーではなくクライアントを探すには信頼を得ること、これだけ。フォロワーの数は正直言ってどうでもよくフォロワーの質が肝心なところです。フォロワーが少なくても的確なフォロワーであればあなたを使ってくれるお客様はたくさんでてきます。
信頼を得るには自分を知ってもらうこと。ブローカーの名前だけで仕事がくる時代ではなくてあなたという個人に絞り込まれているので他の人と同じことをしてても目立ちません！
100人くらいのフォロワーでとまってたマークにインスタグラムのマーケティング方法を教えたらみるみるあっという間に500人以上も内容の濃いフォロワーがわずか3ヶ月くらいで集まりました。今までの生徒で一番言われたことちゃんと聞いて実行してるかもしれません。笑
私がいうのも何ですが結構面白くためになる投稿が多いのでフォローしてあげてください。笑
２、動画の時代
今の時代、皆んなのアテンションスパンはどんどん短くなってきてますので短時間でズバッとメッセージを伝えなければ皆んなMove onしてしまいます。IGTVはその点とても便利なツール。Youtubeみたいに編集しなくていいし、時間の空いた時や運転中にiphoneに向かって話すだけであっという間に投稿できちゃいます。
これもマークに言ったら即実行。私が帰宅したらiphoneに向かって自宅の庭で動画撮ってました。笑 そう、コンテンツさえ発信できれば動画撮影の場所はどこでもいいのです。
３、優良コンテンツを出しまくる（無料で！）
あなたは不動産エージェントをしている限りたくさんの体験と知識があるはず。バイヤーやセラーに毎回言い続けてることや売買の際に気をつけなければいけないことなどなど言いたいことは山ほどあると思います。惜しまずどんどん発信してください。ブログでもインスタグラムでも何でもオッケー。
情報をたくさん発している人に人は集まってきます。それはあなたをエクスパートとして信頼してくれるから。信頼されれば売らなくてもお客様は自然とやってきます。
４、人のリスティングのオープンハウスをする
土日は休みたいわ〜なんて思ってる人、エージェント失格ですよ〜！オープンハウスはたったの3時間。私はこれで何人のクライアントに巡り合ったことか！オープンハウスでの会話の運び方はマークが天才的才能があるので（笑）またいつかシェアしますが特に駆け出しエージェントはリスティングもクライアントもいないのでここからスタートすることは近道です。
５、不動産エージェント同志の繋がりを大切にする
インスタなどでも不動産エージェントと繋がってもしょうがないじゃん、と思ってるエージェントも多いようです。私は相手をフォローする時かならずメッセージを送りますがそうすると”エージェントの方はフォローしていませんが、フォローありがとうございました”みたいな返信メッセージをもらうこともあります。
でもこれって全く勿体無いのです。ローカルのエージェントと繋がっていると自分のリスティングが出た時にBroker Openなどに招待したりできるし（もちろん日頃コメントし合う努力も忘れずに）エリア外でもあなたのお客様がリロケーションで州外に引っ越すこともあるのです。その時に誰か知っていて紹介すれば州外でもコミッションをシェアしてもらえるのです。私はいくつかこういったリファーラルをもらっています。なので不動産エージェントともどんどん繋がること、結構大切です。
というわけで私も始終模索中ですが何事もコツコツと。これだけ不動産エージェントが多い中、生き残るにはコンシスタンシー（継続し続ける）が命。
今日、一件リスティングのリファーラルを頂きました。ありがたいですね。昔のお客様にも連絡をとり続けるというのも１つのテクニックだと思います。
ちなみにこちら私のインスタです。英語投稿を日本語に変えて2ヶ月くらいかな。投稿によっては英語のものもありますがフォローしていただければメッセージ送ります:)
アメリカ中の不動産エージェントさん、お互いつながりあって頑張っていきましょう！
