今回のハワイ入りは物件視察とバケーションを兼ねて急に行くことになりました。ハワイ入りはいつも急なんですけど、今回もそうでした。
私は個人的にまだまだハワイのバケーションレンタルには意欲的です。今後融資が厳しくなるようなので購入を考えている方は早い方がよさそうですよ。
さて今回ハワイに行くのでちょっと会ってみたい人がいました。実は3か月くらいまえにメールをいただいていたんです。
フリップをしているという投資家は結構大きなことを言っておきながら意外にもふたを開けたらなんてことなかったっていう人がとても多い業界です。更にアメリカ人となるとかーなーり話が大きくなっていることもあり私達はいつも彼らの仕事を実際に見るまではどうしても”疑った目”で見てしまいます。彼とはメールをして何度か電話でも話し、彼のウェッブサイトなども拝見し、彼のパートナーとも話をして私とマークは”面白うそうだから会ってみようか”と思うまでになっていました。
急な訪問にもとても気軽に受け入れてくれて日程を空けてくれたのでこの日はノースショアの彼の現場へ。。。。。。
勿論トラディショナルなフリップもしているマイケルですがやはり競合を振り落すにはニッチなビジネスモデルを探さないといけないと言う。確かにそれはカリフォルニアでも同様です。
カリフォルニアではちょっと考えられませんが(というか誰もやってない)そのニッチな部分に興味があった私達はワクワクしながら現場へ向かいました。
ハワイのヒストリックホームを買い、トラックで家を他のロケーションへ移し、リモデルをして転売というもの。手がかかる反面誰もやっていないのです。
家を運ぶ時は家自体半分にカットして運びます。言われただけでピンと来ない方は彼の動画をご覧ください。
リロケーションの目的は転売価格を上げられるエリアにボロい家を運んできて利益を高くすること。この家が建っていた場所はあまり良いエリアではなかったのですがノースショアのハレイワ近郊は今物凄い勢いで土地が高騰しています。もちろん先に土地を買っておくことが必要なのでタイミングも合わせなければなりません。
で、実際に見に行ったときは殆ど形になっていました。3軒中、2軒はここにあります。そのうちの一軒はこちら。
インテリアも昔のチャームを残しながら上手にリモデル。味気ない新築が増えている中こういうタイプの物件はとても人気が高いです。
窓もオリジナルのまま。床も昔のフロアリングをリフィニッシュします。ハワイのプランテーションスタイルハウス。天井も高く開放感たっぷり。
もう一軒はこちら。高さの関係で一定の高さに満たない建物を建てる場合、高床式のような構造にする必要がある為に運んできた家をこのような土台で持ち上げます。下の部分はカーポートや物置などに使われます。
更にここからマイルくらいの距離に先週クローズしたばかりのボロ家があるというのでそれも見てきましたよ。
ここまでボロいのは私達もLAでやりました。1910年築だった家はこんな感じだったけどそのトランスフォーメーションに携われることは苦労も多いけど楽しいです。
こんなボロくてとても住めない家でしかもノースショアの田舎にあったって$410,000だったそう。ハワイもカリフォルニアもハウジングプライス自体はそんなに変わらないですね。これは移動せずこのロケーションに残してリモデルするそうです。アメリカは既存を立て壊すよりはリモデルしてしまったほうが絶対経費が抑えられます。又家を運んでリロケーションコストを含んでも新築を建てるよりはコストを$50,000くらい抑えられるそうです。又パーミットなどもしっかり取得しますが新築よりは少なくて済みます。日本でリモデル知識がある人には信じられないかもしれませんがアメリカの常識は立て壊さないで既存の建物をなおすこと。
マイケルとビジネスパートナーのカノア。(彼らに乗せられシャカで、、、、)やっぱり物件探しはコネだという。やっぱりどこでもMLSじゃーもうダメなんだなー。
特にハワイの場合、血筋やローカル度がかなり大きなポイントとなる為コミュニティーに溶け込んでいないと良い物件の話は来ません。私のようなメインランダー(アメリカ本土から来た人)は気を付けながらやっていかないとダメです。特にここノースショアは余計にそうです。
どの物件も知り合いの知り合いから聞いたとかリロケーションした物件はお寺さんからのドネーションだったとか。。。この業界、競合が増えているだけにいろいろな工夫とoutside of the boxのアイデアがないと生き残れません。
楽しい訪問となりました。次回は何かいっしょにやるかもしれません。こうご期待!
Thank you Michael and Kanoa for showing us your projects!