誰でも何をするにも皆最初の一回がある。その道のプロだって初めからプロだったわけではなく初めてのトライをしてその後に何回も同じことをして経験を積んでプロになったわけです。初心者の場合経験がない(当たり前だけど)のでいくら気をつけても知らなくてやってしまった、という事も多くあります。まーその失敗を重ねる事でそれを成功に繋げるということももちろんできるのでたいした失敗でなければやってしまってもいいのですが不動産投資となるとその失敗で大金を支払うはめになってしまうこともあるので今日はその不動産投資初心者がわからずにやってしまう5つの間違えをシェアします。
この記事の目次
1. 物件に惚れて買ってしまう
あーなんて可愛い物件!こんなところに住みたい!という理由で物件を決断する判断の基準がずれてしまうこと、実はよくあるんです。2つ物件を視察したらどうしても自分の好みの物件が気になってしまい、無理やり数字を合わせようとしてしまう。これをするとあとで苦労する元になります。投資物件は数字があわないものは買わない、かわいいだけの物件はあなたに富をもたらしません。
2. 全く不動産投資経験のない人の意見を鵜呑みにしてしまう
せっかく投資をしようと決めたのに友人に話したら『そんなうまい話しないんじゃないの?あとで苦労するかもよ』などど言われなぜか『そうかも、、、』と不動産を買ったこともない人の意見を鵜呑みにしてしまったという経験はありませんか?どうせ聞くのであれば不動産投資体験者に聞いた方がよっぽど良い答えをもらえるでしょう。
3. マーケットのタイミングをはかろうとする
不動産は価格が低い時に買って高い時に売ることがベストというのは誰もが知ってること。でもその一番低い時に買いたいからと行動に出ない人をよく見ます。『今が一番高い時期と聞いてるので下がるまで待っていた方がいいでしょうか』という質問は頻繁にいただきますが下がるまで待っていると上がってしまった、というのがアメリカ不動産。いつが買い時ですか?という質問に対する回答はいつもであなたが買おうと思った時が買い時ですというのが正解です。
4. 目的にあっていない物件を買ってしまう
今買わないと価格が上がってしまう!とか今まで何度もオファーだして通らなかったのでイマイチだけど買っておいた方がいいか、などという理由でそもそも自分の目的にあっていないキャッシュフローだとしても焦って買ってしまうという人もいます。エージェントに相談したら『今ネガティブでもどうせ家賃はあがりますから大丈夫でしょう』などという無責任な言葉にそうだよね、と賛同してしまいがちですが投資物件はもともと買う時のROIが自分の目的と異なるのであれば先送りするべきです。あとで調整できるだろう、と思って買うとできなかった時に大きな痛手をうけるのはあなたです。
5. クロージングステートメントの内容確認をしない
物件を買う時も売る時も必ず最後にもらうクロージングステートメント。売り手の場合と買い手の場合は内容が異なるので普通は両サイドを見ることはできず自分が買い手の場合はBuyer closing statement,売り手の場合はSeller closing statementにて自分の利益や経費を確認しオッケーであればサインをしてエスクローへ返信します。
サインされたことを確認しいよいよエスクローはクローズし取引は終了。でもこのクロージングステートメントの内容をきちんとチェックする人が案外少ない!間違っていないと思っているのか見方がわからないのか一番大切な部分なのに素通りしてサインしてしまう人、ちょっと待ったです。私は今まで100件以上の取引をしていてクロージングステートメントが間違ってなかったことは全体の10%くらいですよ、、、すなわち90%は間違っているのです。たいした数字でないものからめちゃくちゃたいした数字のものまでそれはそれは驚くほど。
内容を理解できない場合は担当のエージェントに一緒に見てもらいましょう。
少なからず私もビギナーの頃はこういった間違えを犯してきました。数字が合わないのに無理やり合わせようとする自分に気がつくことも度々ありました。でもこの5つをしっかり頭に入れていれば決断を下す時に白黒はっきりすると思いますよ。
ではまた次回♫