今や海外不動産投資も珍しいものではなくなりましたね。
国境を超えて資産を分配できる世の中になったのは良いことだと思います。ただ世界の各国では腹黒い奴らしかも同じ日本人が結構潜んでいるのも確かなんです。言葉や習慣、規定の壁を利用して内容をよく理解していない日本人を騙すという手段は寂しい話ですがいくつも聞いたことがあります。
私のところに「騙されてしまったらしい」と気が付いて連絡が来ることがここのところまた増えて来たように思えます。
騙すほうはやり方が上手く汚いですが騙される方もなんでそこまで放っておいたの?ということも多々あります。騙す方は結局日本人で英語もわからなければ法律も知らないのでもしも騙した事がバレたら無視してればいいや、という戦略が見え見えだし日本人だから訴えて来るはずがない、という自信で満ち溢れている感じです。
「この投資を始める前にどういう説明を受けましたか?」と聞いてみるとあれこれ説明はしてもらってるみたいですが内容を聞くと、それは違う〜!ということが結構あります。
でも海外の事で現地に日本語で説明してくれる人がいるとどうしても信頼してしまうものです。
ということで海外不動産投資をする時に詐欺を見分ける方法と注意点を10点まとめてみました。
1。お金持ちぶってるかどうか見分けをつける
高級車を乗り回していたり高級レストランに連れて行ってもらったり海外へ来た際に今までないような待遇をさせてもらったりというのはまず絶対それで釣ろうとしています。ブランドものばかり身につけていたりというのも要注意。
2。あれもこれも持っている、という言葉に注意
高級不動産ばかり所有しているとか〇〇ホテルの重役を知ってるとか自分の格を高く見せようとしている人は要注意。(脳ある鷹は爪隠す、ですから)
3。投資内容を聞いたらその場で決断せずにセカンドオピニオンを聞く事
どうしても海外へ行っている間に夢のような思いをさせてもらったらそのノリでポンっとお金を渡してしまいがちですがその辺はしっかりしてください。事前に会話があったり何度も話をして納得してから会った場合以外はその場での決断は禁物です。
4。ファンドという言葉に要注意
日本でも海外でもそうですが”ファンド”という言葉には深い意味があります。合法なのか違法なのか?その形態をしっかり把握し自分はどういう立場になるのかを理解しましょう。
5。うますぎる話に要注意
不動産投資は地道な投資です。でもきちんとやれば確実に資産は増えて来ます。ROI 25%とか来年には倍になるとか絶対にありえないでしょう。ちょっと考えればそれが嘘か本当かわかるはずです。裏付けがよくわからないものは大抵嘘だと思ってください。
6。物件購入する場合の名義の書類
物件を所有する場合、必ずエスクローで名義が誰になるのかという書類が発行されているはずなのでそれが自分の名前(もしくは法人名)であるかどうかエスクロー中に確認すること。買ってから何ヶ月も過ぎて自分名義の証明ももらってなかったという人も結構いるんです。
7。確認に確認を怠らない事
そういえば家賃が数ヶ月はいってきてないんです、という人もいてそれで初めて気が付いたという人が結構多いのに驚きです。勝手に自分の物件だったはずのものが売られていたとか、、、、自分の資産となる不動産を買ったのに収入が入って来てなかったことに数ヶ月も気がつかないというのも問題です。
8。投資をする前に多少の知識を得ること
お任せは絶対に禁物です。よくわからないので全てお任せします、という方はどこかで騙されていても気がつかないでしょう。お金をどこに送るのか、正しい書類をもらえているか、名義はあっているか、などは最も気をつけたいポイントです。
9。物件を所有しないタイプの投資でも書類は発生しています
お金が消えたという相談に物件の契約書や何か書類はありましたか?と聞くと「いいえ、物件を所有しないタイプの投資なので書類はないと言われました」という回答が、、、、(あんぐり)
それでお金を送ってしまったあなたが悪いとしかいいようがありません、、、涙
どんな案件も書類なしではお金を送ってはいけません。また物件を所有しないタイプの投資であるなら自分の資金はどの物件が担保となるのか必ず確かめる必要があります。
10。相手の目的を見破ること
投資のアドバイスをくれる人はあなたのお金を狙っているのかそれとも本当にあなたの資産形成を応援してくれているのかを見破る目を持つこと。あなたの目的にあった案件を紹介してくれるのか彼らの目的にあった物件しか紹介してくれないのか。紹介された案件と彼らの説明、なぜその案件がいいのかを聞けば相手の目的が見えると思います。
アメリカ不動産投資はしっかりやるととても確実性の高い資産形成法であることは確かです。でもこういった詐欺に合ってしまうと凹んでしまいもう2度と考えたくないと思うでしょう。
そうならないためにも自分で自分は守るべき。
あなたの大切な資産、自分で守ってくださいね。