トランプがアメリカの45代目の大統領に決定しましたね。私も投票に今回は行ってきましたがこんなに選択に困った選挙というのも珍しかったです。日本ではかなりブーイングなようですがヒラリーになった方がアメリカでビジネスをする私達にとっては不利な事が多かったのでその点は良し。だからといってトランプが良いかというと度胆をぬかれるような発言をべらべらいう彼の外交が心配、、、、ま、唯一期待したいのはアメリカの不動産。
皆さんもご存じの通りトランプは、、、、、
不動産王。簡単に彼の不動産履歴をお話すると彼のお父様も不動産を極めていて大成功したきっかけはラグジュアリーなコンド、ホテル、カジノを建てたことはよく知られていますがそれ以上に自分の名前をライセンス化させて自分のビルでないものにも彼の名前を付け(売って)客寄せをしたことでビリオンを稼いだわけです。
もともと不動産で頭角を見せてきたトランプ。不動産王がMost powerful man in the worldになったわけだから世界中の不動産業界人は結構期待している部分がはっきり言ってあります。
彼自身ラグジュアリー案件に力を入れているのでラグジュアリーデベロップメントは今後盛り上がるとして、ではミドルクラスの国民の不動産Affordabilityはどうなるのでしょうか?アメリカの不動産動向はこの部分に大きく左右されると思うんです。
これについて彼は、インナーシティー(都心から離れたエリア)にもデベロップをすることで仕事を増やし人を動かし、住宅の需要を盛り上げると言っています。
Great depressionの時にサンフランシスコにのゴールデンブリッジの建設やフーバーダムなどのおおがかりなデベロップのお蔭で仕事を求める人が動きそこにたくさんの人が住み着いたという歴史があるのでその現象を再現するとか。うまくいけばいいですけどね。。。
今の問題は売り物件数が需要をはるかに下回るため物件単価が上がっている=物件価格上昇という状態が起こっています。 高くなればなるほどそれを買える人は少なくなるのでその後物件価格が下がるという現象が起こるであろうことはすぐに予想できますね。
トランプはビジネスへの課税を減らすことも発言しています。カリフォルニアは特になにかとつけて課税されるので少しでも楽になればいいな~と期待していますが私的にはそろそろ不動産価格のクラッシュが欲しいところです。
価格が落ちたらたんまり買いたい!というのが私のねらいですがそういうタイミングって当てるのは殆ど不可能。
だから今のうちに良い物件は買って、価格が下がって売らなきゃいけないという状態にならないように運営すればいいのです。ようは買ったときに少しでもプラスがあれば良し。家賃がなかなか下がらないカリフォルニアでは可能な投資方法です。物件価格はその後必ず上がるから。
いうわけで、トランプに期待したいところだけど結局はマーケットが上がっても下がってもその時によって違うストラテジーを使うことでいつの時代にも不動産投資ができるように知識を備えておくべき。
引き続きトランプ次期大統領から何か不動産関連の話題が出たら皆さんとシェアしたいと思っています。アメリカでもデモしている人やカナダに引っ越す人たちもいるけどもう決まっちゃったんだからブーイングしててもしょうがない。できることをしないと。ただただトランプの爆弾発言は気をひくためだけのアクティングだったことを祈ります。。。。苦笑
不法移民の取り締まりはおおいに結構。合法にこの国の移民となった私としては全ての移民は合法にこの国にステイすべきと考えています。今はそんな違法移民へ私達の税金が流れフリーのヘルスケアだの何だのと与えている。アメリカ国民の私達のヘルスケアはめちゃめちゃ高いのにたいしたカバーはしてくれず、、、やっぱり不満はありますよね。でも不法滞在者がいなくなったら今彼らがやっている誰もやりたくない仕事は誰がやるの?という問題も浮上してくるはず。
かなりcatch22な状態ではありますが今後良い方向に動くことを祈るばかりです。