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今年目立ってきたこんな不動産投資。フリップはどうなる?

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最近フリップ物件の入手がだんだん難しくなってきたという話は過去にもしたと思います。大きな理由は物件の価格の高さの停滞にあります。
そして未だに買い手の方が売り手より圧倒的に多い。需要と供給のバランスが取れていないので買値は上がる一方。
フリップとは古い物件をきれにリモデルして転売するというオーソドックスな投資方法で利点は短期で完了し高い利益が稼げるというところにありました。

でも最近ではきれいにしただけじゃダメ。新しく建て替えて更に価値をあげる。ロサンゼルスなどではハイデンシティー住宅(人口密度の高い住居区)の建設をLA カウンティー自体が促していることもあり最近では今までは敷地内に1軒しか建ってなかったのにいきなり新築になり3軒とかが同じ敷地に建つようになってきました。そうすることにより1軒買って3軒分の利益を取るというやり方です。

この傾向はロサンゼルスカウンティーだけでなくオレンジカウンティーにも見られます。先日息子のギターレッスン先のすぐ横でデベロップをしていた住宅が公開になったので見てきました。
最近の流行の外観はこんな感じ。。。。


1階がガラージで2階がリビングスペースで3階がベッドルームという構造になっています。これ、コンドミニアムではないんですって。私もコンドかと思ったら実はシングルファミリーホームだそう。よーく見たら壁をシェアしていませんでした!

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リビングスペースの流行は”オープンコンセプト”。キッチン、ダイニング、リビングに境がなく更には庭のスライディングドアも通常の引き戸ではなくガラスドア自体がアコーディオンカーテンみたいに折りたためるものです。家の中と外に境がなくなるコンセプトはカリフォルニアでは良く見られます。
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バスルームもシャワーのエリアが大きくバスタブ付。本来のユニットバスみたいなスタイルではなくコンセプト的には日本のお風呂っぽくないですか?笑
この方が使いやすいと私も思うのですが、、、、
 
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バスルームに隣接する流しもシンプルにまとまっていてフローティングキャビネットといって空に浮いているようなスタイルのキャビネットが流行っています。
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海が見えるオーシャンビューユニットもあるのでビーチにちなんだステージングがよく見られます。これは男の子用の子供部屋です。
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モデルルーム#2ではカラーコーディネートが違うだけでイメージがすっかり変わりますね。リビングスペースで少し小さ目のです。白い壁のところにオレンジでペンキするだけでインパクトがあっていいですね。カウチのクッションにもオレンジを入れてコーディネート。
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このモデルもお庭と家の間に境はなく、最近のカリフォルニアの干ばつ(水不足)で庭に水をまける時間が制限されてしまったこともあり水を使わないような工夫のされたお庭のコンセプト。ローメンテナンスでおしゃれに。ちょっと殺風景なようですが夜は冷えるカリフォルニアではファイヤーピットはマストアイテム。しっかりツボを押さえていますね。
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気になるお値段は下記の通り。既に三分の一は売れています。完売したら隣に購入済みの土地に又同じようなハイデンシティー住宅を建てる計画だそうです。
投資案件としての購入もオッケー。海から車で10分くらい。しかもサーフスポットなので人気があるようです。
 
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このようにフリップもだんだんプチデベロッピングへと変更しつつあります。日本ほどのハイデンシティーではないですが都心では住宅需要が高い割に買える物件が少ないのであれこれと工夫した結果、こういう傾向に傾いてきているようです。
 
 

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