フリップをするときにはいつも気を付ける『物件の価値を上げるポイント』
これを知らないと余計なところにお金をかけてしまい多くの買い手にアプローチできない物件になってしまいます。
フリップは賃貸用物件とは異なります。狙いは自宅を探している人です。
賃貸用物件の場合は最低限のポイントを押さえればいいのですがフリップの場合はパッとみで『わ~素敵!』と感じてもらうことが必要なのでインテリアデザインコンセプトが絶対に頭に入っていることは最低条件ですがもちろん予算内で工事を仕上げなければならないので何でもできるというわけでもありません。なるべく低いコストで最高な状態を見せることが鉄則。でも手抜き工事をするわけにはいきませんのであとは安い材料で高価に見せる演出が必要です。
私がよくやるのは下記の3つ。。。。
写真は全て過去のフリップからのものです。
1.バスルームタイル
高価に見せるにはバスルームの壁はユニット式のものではなく絶対タイルが必要。幸いにもここ数年は白が主流でとくにサブウェイタイルという横長のタイルが人気があります。このタイルは特に高価なわけではありませんがサイズが小さいので一枚一枚はるのに時間がかかるのでレイバー(施工人件費)が多少高くつきます。大きな真四角のタイルはあまり見た目もおしゃれではありません。そこで私達がよくやるのはサブウェイタイルより大き目の横長タイル。これだとモダンな雰囲気がだせて、又グラスタイルなどを使ってアクセントをいれると結構高価にみえます。同じ白なので絶対サブウェイタイル!と思っていない場合は普通はあまり違いがわかりません。
サブウェイタイルで仕上げた場合
サブウェイタイルより大き目の横長タイルで仕上げた場合
2.キッチンのアイランド
アメリカではオープンキッチンが人気が高く、作業台として使えるアイランドは重宝されます。しかしアイランドは固定型でキャビネットプラスカウンタートップが必要でこのカウンタートップが結構高くつくんですね。。。素材にもよりますが大理石とかクオーツなどでカウンタートップはスラブといわれている天然石を大きくカットしたものを買いますので余りなく使いたいのですがアイランドは表面が大きいだけにうまくスラブをカットできずにスラブを2枚かって使わない部分は捨てる、という無駄なコストがかかってしまいます。
そんな時に重宝するのが移動できるアイランド。これは家具として購入することができ、大抵の場合、キッチンキャビネットと異なる色のキャビネットとカウンタートップという組み合わせが”おしゃれ感”をだすのでこれなら数百ドルで済んでしまいます。ハイエンドの物件ではちょっとできませんがミドルクラスそれ以下であればこんなやり方もあり。
固定式アイランドでキッチンキャビネットと同じ素材で仕上げた場合
移動型アイランドを買ってキッチンの真ん中に持ってきた場合
外観はペンキでどうにでも変化はつけられますが、外観の表面にサイディングを付けてケープコッドスタイルにしたい場合は材料費と人件費でかなりかかります。それでもケープコッドスタイルにしたい場合は窓の横にシャッターという飾りをつけるだけで雰囲気を出すことができます。サイディングを表面一面だけにつけたとしても数千ドルはかかりますがシャッターだと1セット$49くらいです。
サイディングを全体につけた場合
スタッコ外壁のままシャッターを付けた場合
まだまだコツはありますが簡単なところでこんなところでしょうか。後はステージングに多少お金をかければ物件は大抵早く売れます。
不動産投資家を目指したい方へのワークショップが一般公開となりました。
アメリカでフリップやってみたい!という方にも秘密公開します~
詳細はこちらをご覧ください♪