先日の私のワークショップにゲストスピーカーとしてお話をしてくださったLA在住ライフコーチの上野ハジメさんもおっしゃっていましたが、彼のクライアントさんはダントツ40代女性だそうです。学業、就職、キャリア、結婚、子育てと人生を進んできて40代に入ると大抵の女性は『このままではいけない。何かしたい』という欲望にかられるんだと思います。
今までの日本ではそんな女性の声はあまり取り上げてもらえませんでしたがここ数年、どんどん変化しているように見えます。
そういった独り立ちの欲望はなぜ生まれるのでしょうか?
きっとこんな理由にあると思います。
1.自分の存在を社会に認められたい
2.新しいことに挑戦したい
3.自分で人生を切り開きたい
4.今までの人生に行き詰まりを感じている
5.理想の自分に近づきたい
6.自分の持っている可能性を発揮したい
7.人生にやりがいを感じたい
8.旦那の稼ぎが悪く将来が不安
40代とは成熟した大人であって知性も見かけも、女性にとっては一番油ののった時期ではないかと思います。何かしたいと思った時期には思い切ってやってみるべき。
ビジネスをスタートさせたいという夢があるのであれば実行すべき。経済的にも多少余裕はあるし、子供も大きくなってあまり手がかからないとなると結婚する前から比べるとこの40代が2度目の何でもできる年代なんだと思う。これを過ぎるとだんだん限界が増えてくる。
日本人はよく何かをしようと決めると資格を気にする傾向にあるけどアメリカの場合はやったもの勝ち、始めたもの勝ちみたいな見えないパワーがあって資格がなくてもやる気さえあれば何でもできてしまう点が大きな違い。またチャンスもたくさん潜んでいる。不動産投資をするなら不動産エージェントの資格が必要でしょう?とよく聞かれますがはっきりいって資格なんてないほうがいちいちdiscloseしなくていいからラク。今から不動産投資を始めたいならエージェントの資格より何より、投資を始めることが一番の近道です。
ビジネスするならパッションのあるものを選べ!とよく言われます。その理由はパッションがないと続かないから、という点ですがある意味納得します。
でもパッションをずーっと持ち続けるって結構大変な技なんですよ。パッションも大切ですがまずはその物自体に『興味』があるかどうか。常にCuriosity mind(興味心)を持っていると分析したり調査したりするのも億劫ではありませんね。そのCuriosityがPassionにつながる元だと思うのです。
女性が独り立ちしたい場合、自分が家族持ちか独身かシングルママかいろいろなカテゴリーにわかれると思います。
ストレスをためないようにするためにも会社に勤めるよりは自分で時間を選べる仕事をするように心がけることをお薦めします。小金稼ぎがしたいのにそのために子供を託児所へ預けていたのでは本末転倒。自分で自分の空いている時間内でスタートできる仕事はちょっと探せば山ほどあるのです。
私の母の例をあげてみます。私の父は典型的な昔の日本男児で女は家を守るもの、家事、子育ては全て女の役目。という考え方以外全くありませんでした。だから私達子供が小学校の頃、働きだしたい母に猛反対。父は『俺は十分な収入を持って帰ってきているのになんでお前は外に出たいのか?』と本気で言っていたのを覚えています。そこで母が考えたのはAVON. 昔AVONをやっていたお母さんを持っている人はたくさんいると思います。笑
あれだと子供が学校にいっている間に友達と会って商品を売ったり買ったりできる。本人のやりたい度次第でトップセールスウーマンになることだって可能。それと並行して生け花の資格を持っていた母は近所のママさんを集めて生け花教室を自宅で開催。どれも子供が学校へいって帰ってくるまでに終了していて家事をする時間もしっかり持っていました。
母はお金が欲しいというより自分の自立した世界が家庭以外に欲しかったのだと思う。(気持ちわかるわ~)
その後私や弟も中学に入り部活などで忙しく帰ってくる時間が遅くなったので母はもう一度父に働きにでたい、という意思を伝えると、『働きにでて家事がおろそかになったらすぐに辞めさせる』と今の私が聞いたら『ふざけるな~!偉そうに!』と怒鳴りたくなるようなことをいったらしいです、、、でも母のエライとこころは『ありがとう。約束します』っていって時間が比較的フレキシブルな訪問販売を開始。女性をきれいにする下着を売り始めました。
あれよあれと母はトップセールスウーマンに成長。母のセールだけは返品がなく同業者からひっぱりだこの売れっ子セールスに!当時月100万円を稼いでいた母。
もちろん父に辞めさせられないように家事は毎日欠かさず、父が帰宅する7時半には夜のごはんも豪華にテーブルに揃っていました。
母の独り立ちしたい欲求は
1.自分で自由に使えるお金を貯めたい。
2.社会にでて家庭以外の世界を持ちたい
3.自分の可能性を試したい
という部分。でも父からの条件が
1.家事を怠るな
2.子供の面倒は見ろ
だったのでもうこうなると自分でやるしかなかったんです。母もオフィスワークなどよりは人と接する方が向いていたしなんといっても娘の私もビックリするくらいのポジティブマインドパーソンなので自分で何でもできると信じていたんだと思います。
女性の『何かしたい!』という欲求は様々だけど何か小さく始めてその後に自分のビジネスを立ち上げたり、そのままお小遣い程度を稼いだりとその人の性格ややる気度によってどうにでもなるんですね。
私がアメリカで初めのビジネスを立ち上げたとき自分で自分の時間がコントロールできるという部分にひかれ、もう絶対誰かの元では働かないと決めたことを覚えています。他人のレールに乗るのではなく自分でレールを作っていく。今の時代、ネットでビジネスを広げていけるので世界中どこにいようと関係なく何でもできてしまうという大変便利な世の中です。
自分には無理、とか私は何も知らないからできないというネガティブマインドはすぐに捨てて、40代だからスタートできる数々の可能性にトライしてみるべきです。
私の場合は究極な貧乏生活からビジネスをスタートさせました。条件的には最悪な状態だったと言えます。だからお金がないからビジネスできないって思っている人はそれは言い訳でしかありません。できない理由を探すより、どうしたらできるのかを探求した方がよっぽど先行き明るいです。
ビジネスを始めても成功しなかったらどうしようと悩んでいる方、成功するとは何もお金を稼ぐことだけではありません。
First Ladyのミッシェルの言葉の通り。独立して成功したい40代の女性を応援します!