週末前にいつもの不動産卸の人からいい物件がでたよ、と連絡がありました。
え?不動産の卸って何?
安く買えるって事?
と思った人も多いと思いますがこの不動産卸っていったい何なのか?
今日はそんなお話です。
卸とは英語でWhole saleといいます。カタカナで書くとホールセールです。
ホールセールをしている人をホールセラーといい、私たちのような不動産投資家はこういったホールセラーから物件を買うことが非常に多いのです。
卸だから普通より安いの?って解釈される人もいると思うのですが買う側としては決して安いわけじゃないんです。私達投資家=バイヤーはいわばエンドユーザーになるのです。
ホールセラーは投資家の為に物件価格を交渉しそれを契約までこぎつける仕事をしています。そしてその契約がむずばれた物件をエスクロー中に私たちのような投資家へ転売するのです。
転売するときに彼らの利益分を乗せて売る。だから卸(ホールセール)と呼ばれるのです。例えばホールセラーが物件を$100,000で買う契約書を結んだとします。そしてそれに対して彼らの利益分、例えば$5000とか$10,000とかを上乗せした$110,000として私たちのような投資家へ転売するのです。
エスクロークローズ時にはその$10,000はホールセラーへ渡り取引終了。ホールセラーフィーにルールはありません。その物件を買う投資家が納得する数字であればいくらでもいいわけです。
このやり方は不動産投資を始めたばかりでお金のない人やガッツのある若い人が多くやるやり方で法的に合法。ライセンスも必要ありません。売買自体には不動産エージェントがはさんでいるので本人にライセンスがなくてもいいわけです。そして大抵の場合売り手はこのホールセラーが儲けていること知っています。何事も開示義務のあるアメリカのやり方では影でこそこそと利益をとることはできず面に堂々と登場して利益をガバッと持っていくのです。
もちろんホールセラーフィーは交渉の余地ありです。結局誰も買ってくれなければ契約をキャンセルせざるを得なくて彼らのそれまでの努力は水の泡となります。それであれば多少自分の利益を抑えてでも物件の転売を完了することが彼らの一番の目的となるのです。
彼らが提示していくる金額には通常既にホールセラーフィーは含まれておりそれが買値となるので私達投資家はその金額でも物件を投資目的で買う場合は総裁があうかどうか、利益がいくらでそうかどうかを吟味して買うか買わないか決めていきます。
数日前、何度も物件を買っているホールセラーからまた連絡があって物件を見てきました。今回の動画の彼は30歳にもなってないのにめちゃくちゃ頭きれます!
。私も昔ホールセールしてたことありますがかなりThankless job....(苦労の割に成果がなかなか出ない)でも契約が遂行したときの喜びは格別です。
だって自分が費やしたのは時間だけで物件買うお金なくても契約さえしてそれを売ることができれば結構な額の報酬がもらえるわけですからこんなにいいことはありません。
まーでも今回の物件はかなり利益がギリギリ。。。。ちょっとどうかな〜という感じでした。
動画を撮るつもりで見に行ったのではなかったのですがちょうどよく実際のシーンを動画にすることができましたので是非youtube,コメントなどいれていただけただ嬉しいです。
どう思う?この物件??最近こういう究極な物件て巡り合ってなかったので昔を思い出してちょっと楽しかったのは事実、、、苦笑